0人が本棚に入れています
本棚に追加
ネジェンヌパスは如何にも面白いものを見つけたようにクスクス笑っていた。
「謝る必要はないのよ?それより、息子を大きくさせてどういうつもり?私、まだ全然足りないわ」
ネジェンヌパスは束の間考えごとをしていた。
「ダークエルフは悪魔なのよね?なら、十字架を刻むと免罪されるんじゃない?試す価値あるわよね?どう思う?ザード」
俺は苦痛に顔を歪め、殺されるのを覚悟して言った。
「好きにして下さい。俺は何か聞かれるのが苦手なんです」
ネジェンヌパスの表情がハッとしたものに変わった。
「驚いたわ。本当に人間じゃないのね。私が殺した少年達は皆、『やめて』とか『助けて』ばかりしか言わなかったわ。だから、殺した。もう一度、ハッキリと言いなさい、ザード・ザックス・クリムゾン」
俺は叫んだ。
「好きにして下さい!!!!!」
ネジェンヌパスが録音機に手をかけているのに気付く。
「何て、可愛げのない子。いいわ、タップリ虐めてあげる。まずは悪魔の身体を清めないといけないわね」
俺は黙ってた。
ネジェンヌパスが何度も同じ所を繰り返し鞭打つ。傷がどんどん深くなるのが激痛と共に分かった。
身体を捻ってまだ皮が付いている所を差し出そうとする。
ネジェンヌパスは笑いながら皮を剥いていった。
最初のコメントを投稿しよう!