第1章

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昼間はまだ暖かいけど、朝晩は冷えてきた。 そんな初秋のある朝… 「ふぁあ…さぶっ!」 昨日ゲーセンで知り合ってお持ち帰りされたお姉さんの部屋から、俺は学校へ向かった。 家に帰ればどうせかーちゃんがうるさいだろうし、妹は蔑むような目で俺を見るし、そんなのめんどくさいし悲しいので俺はまだ寝てるお姉さんを起こさないようにお姉さんの部屋から出て直接学校へ向かった。 全く、俺がモテるのは別に俺のせいじゃないってゆうのに。寄ってくる女達がほっとかないってだけなのに…。 寄ってくる女… お姉さん… キュウゥ… 「あ、めし…」 昨日のお姉さんを反芻してたら、朝メシの事を全く考えてなかった俺の腹がその事に気づいたとたんに鳴り出した。
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