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階下からフィーの嬉しそうな声が聞こえる。
「おーおー、昨日ぶりだね、フィー。サレニアさんに仕事の合間にアンタらの面倒を頼まれたんでね、ちょっと様子を見に来たよ。」
「じゃあこっち!」
二人が階段を上がってくる音が聞こえる。
フィーと共に部屋に入ってきたラス。
20歳は越えていないだろう。赤毛のショートヘアでキリっとした顔立ちをしている。
プロポーションもなかなかのもので、引き締まった身体が色っぽい。
姉御と呼びたくなる感じだ。
「おー、この子がアリス?まだ小さいねー。」
頭をよしよしと撫でられる。
「でも私赤ん坊の世話なんかしたことないんだよねー、どうしよう?」
笑顔でそんなこと言われても困る。
フィーがそれに笑顔で答えた。
「わたし、できるよ!」
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