4話「『アレ』が生えました」

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 ラスに手を引かれ、ババ様が部屋に入ってくる。  ババ様はフィーの様子を見ながらラスに問いかけた。 「一体何があったんだい?」 「分かんないよ、窓が割れる音がして駆けつけてみたらフィーが倒れてたんだ。声かけても目を覚まさないし、私じゃどうも出来ないからババ様を呼んできたんだ。」  ラスの答えを聞きながらババ様は俺の様子も確認する。 「おや、おしめが外れてるじゃないか、仕方ないねぇ。」  そう言いながらババ様は手際よくおしめを着けてくれた。  ババ様が顎に手を当てて、独り言をぶつぶつと呟く。 「おしめが外れてるってことは、おしめの交換をしてたってことかい?それにしては臭いも何も・・・まさか、魔法を使ったのかい?コイツはまずいのう・・・。」  ババ様はしばらく目を閉じて考えを纏めると、ラスに指示を出す。 「ラス、ワシの家に青い薬の入ったビンがあるからそれを全部持っといで!」 「わ、分かったよババ様!」  ラスは返事と同時に部屋を飛び出して行った。 *****
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