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「あ・・・アリス!?だいじょうぶ!?」
「平気平気。でも、みんなには内緒にしてね。」
呆然としたフィーに続ける。
「というわけで怪我は大丈夫。それにこんな事頼めるのお姉ちゃんしかいないの、お願いっ!」
フィーが呆気にとられている間に畳み掛ける。
「う、うん・・・。」
よし、成功だ。フィーの正面に立ち、サッと構える。
「じゃあ、お願い。」
「い、いくよ・・・えいっ。」
大きく振りかぶって剣を振り下ろしてくるフィー。
避けるのも簡単そうだが、とりあえず剣で受けてみる。
剣同士がぶつかり合い、小気味の良い音が響く。
すぐに次の攻撃を受ける体勢に移るが、次の攻撃が来ない。
「どうしたの、お姉ちゃん?」
「し、しびれた・・・。」
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