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「わ・・・なにこれ?」
強化された感覚に戸惑うフィーに、指示を出す。
「それでちょっと走ってみて。」
言われた通りに駆け出し、転ぶフィー。
「はうっ・・・、いたく・・・ない?」
身体能力の上がった感覚に思考が追いついていないのだろう。
「大丈夫、お姉ちゃん?まずはゆっくり身体を慣らしていこうか。」
手を取ってフィーを起こす。
「どうなってるの・・・これ?」
「ちょっとした魔法だよ。まずは走るよ。よーいドン!」
不意打ちの掛け声で先に走りだす。
「あ、まって!」
その後は夕方までランニングや素振りをして過ごした。
1時間くらいで強化が切れたのでその都度掛け直しながら。
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