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「うん、ボクでよければね。」
「よろしくお願いします、ニーナさん!」
もう一度頭を下げる。
「あはは、そんな頭下げなくていいってばー。」
ニーナは照れくさそうに頬を掻いている。
「良かったね、アリス。」
フィーも嬉しそうだ。
「何言ってるの、フィー。アンタもやるんだよ!」
「え、ええ~~!?」
講義の声を上げたフィーにニーナが叱りつける。
「えー、じゃない!フィーもいつのまにか動けるようになってるんだから、ちゃんとやるの!」
強化魔法を使えるようになったフィーは身体を動かすのが楽しくなったらしく、訓練への参加頻度も上がっていたのだ。
そのおかげで元の身体能力も前に比べて格段に上がっている。
それでも本が好きなのは変わっていないようだが。
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