第1章~童貞のお呼び出し申し上げます~

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その時俺には彼女がいた。 かなりモテたんだ俺。だけど俺は「めんどくさそう」という理由で全員フッていた。 だけどそんな中、一人だけ興味がわいた女子がいたんだ。 顔を真っ赤にして告白してきたんだ。 だけど理由が不思議で 「あなたと同じ夢なの」 そう言ってた。 中一の頃、俺は「夢なんてない」と言っていた。 ほら、夢がヒーローだし…ほかに夢とか無理だって… だから「夢なんてない」 地味であまりしゃべらない、でもとっても素直でやさしいんだ。 数回デートもしたんだ。 3回目だったかな、夏休みに彼女と公園に来てベンチに座ってた時、ふと横をみたらセミの幼虫がいたんだ。 彼女は一瞬びっくりしてたけどもう一度幼虫に目を向けたとき幼虫がアリに襲われてるのを見たんだ。 その時彼女はありを一匹一匹つぶれないようにつまみあげ地面においた。 バックに入ってたキャロリーメイトを砕いて地面に撒いた。 「アリさんだって生きなきゃいけないからセミさん襲ったんだよね。だからその代わり。」 僕は
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