1190人が本棚に入れています
本棚に追加
/242ページ
ユウ「なんで律義に封印が解けるのを待ってるんだ?解ける前に魔王を滅ぼせばいいだろう」
アルト「いや無理だよ?封印は外からの干渉も受け付けないし…」
ユウ「だから封印をわざと解いてその直後を叩けばいいだろ?」
アルト「何言ってんの!!?そんなことして魔王を倒しきれなかったらどうするつもり!?」
ユウ「勿論行く前に準備する。どんなリスクも逃さん。考えうるすべてのリスクをヘッジしてから行く」
そしてユウちゃんは、自信たっぷりに言い放った。
ユウ「この俺が魔王を滅ぼすと決めたんだから何があろうと滅ぼしてやるに決まっているだろ」
シュン「ユウちゃんカッコいい!!」
アルト「……普通の人間なら眉唾なんだけどね……君が言うと物凄い説得力あるね……」
――こうしてボクとユウちゃんは再会を果たし、ユウちゃんとともに魔王を倒すため、奔走することになったのだった。
第一部:勇者召喚――終
最初のコメントを投稿しよう!