第1章

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政府機関の者と名乗る黒服の男に連行された狭い部屋には、一つの魔法陣があった。 魔法陣に書かれた五芒星の先の円にはそれぞれ4人の30~50代くらいのおっさん達が全裸で所在なさげに立っている。 残りの一ヶ所に全裸にひんむかれた俺が立たされた。 よく見ると一人は殴られたのか痣だらけになっており、他の3人は魔法陣の外に立つ怪しげな連中に怯えている。 何かの生け贄にでもされるのだろうか、俺の人生オワタ。 ―――しかし。 これが全てのはじまりだった。
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