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「ご、5、6匹分ぐらいかな?」
「う~ん」
腕を組みがら少し首を傾けて、考えている感じを出すありさちゃん。
やばい・・・、可愛いくて・・・、癒され、
「8.17518248匹分だね」
瞳をキラン!とさせ、僕に笑顔を見せるありさちゃん。
え・・・?8.17、なんたら匹分・・・ですと?
見事な解答ぶりに僕は顔が無になっていた。
「・・・あっ!?ち、ちがうの!海遊館のホームページに載ってたの!!」「なっ、なるほど!」
そりゃそうだよね!ホームページにそういうの載ってたりするよね!
「び、びっくりしたでしょ~!覚えるの大変だったかな~」
「そ、それは恐縮です」
「いえいえ、どういたしまして。たくやくんと海遊館行くの楽しみにしてたからね。あっ!見て!すっごくきれい!
」そう言って小走りで先に前に行き、クジラが大きくジャンプしている姿を描いているLEDのイルミネーションに無邪気にはしゃぐありさちゃんを眺める。
振り返り僕に手を少し大げさに振る。
本当に素敵な人だ、初めて会った時から今日まで。
何度自分にはもったいない人だと思ったことか。
それでも、ありさちゃんに今の自分の気持ちを伝えたい。
今日、ぼくはありさちゃんに告白する。
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