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「まあいいわ、お父さんでも何でも。ほら中入って。俺も帰るし。また月曜日、会社でな。」
「うん。疲れてるのに、わざわざありがとう。また月曜日。」
片手を上げて間宮を見送ろうとしたが、できなかった。
「疲れてるのはおまえの方だろ。今日はゆっくり休めよ。」
そう言って、私の頭をポンポンと2回優しく叩いた後、背中を押しマンションに入るように促して、間宮は帰っていった。
疲れ、顔に出てたかな…。
情けないな、自分。
少々反省をしながら、その夜は大好きな漫画もドラマも観ず、間宮の言う通りゆっくり体を休めた。
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