ー2本目ー

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―※― あれから1ヵ月が経過し、俺と龍太はタールの地獄の訓練に付き合わされる日々が続いた。 「コラァ!!もっと気合入れて走れ走れぇ!!」 「し…死ぬ…」 「あ、あのロリババアめ…」 元々、俺達はただの一般人で、戦闘のノウハウなんて知るわけがない。 だから、タールが考案した「誰でも超戦士になれる訓練」とやらで朝から晩までミッチリしごかれている。 代わりに、当面の生活費はオイルが支給する条件でだ。 「良いか!ある程度の生身での戦闘が出来てこそ、CIGAREETSとしての自覚が目覚めるというものだ!次は腹筋50回4セットだ!」 「アホか!30キロも走ってから急に腹筋200回もできっか!」 「そうだそうだ!ヒーロー活動する前に廃人になるだろうが!」 「喧しい!これだからゆとり世代は貧弱で困る!追加に腕立て200回だ!」 俺達がそうタールと口論していると、俺達が特訓する近所の総合公園にオイルがアタッシュケースを持ってやって来た。 「やぁタール。生が出ますね?」 「オイルか。お前からも言ってやれ、貧弱すぎると」 「そうハードワークさせないでくださいよ。それより…仕事です」 .
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