ー2本目ー

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不安になりながら夕方龍太を連れてアパートへ帰ると、部屋では既にコーヒーを飲んで寛ぐオイルと、相変わらずパソコンを操作するタールが待っていた。 「お帰りなさいませ。待ってましたよ?」 「へいへい…で、何の用で俺を?」 コーヒーを飲むオイルは、床に置いていたトランクをテーブルに置きながら「コレを持って来たんです」と龍太に言う。 「…また物騒なモノじゃねぇだろうな?」 「私は武器商人じゃありませんよ。まぁ、開けて見てください」 ガチャガチャとトランクを開けると、中に入っているライフル銃に「何処で手に入れてるか怖い…」と答えた。 「安心してください。これは元々ガス式のエアーライフル銃に少し手を加えた物でしてね。使用する弾は直径1cmの強化ゴム弾です。麻酔銃とは違って相手を一撃で無力化出来ませんが、代わりに連射性と複数人相手に有効な代物ですよ」 「サバゲーの経験者の俺にはうってつけって事か」 .
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