ー2本目ー

18/22
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/126ページ
――――― 「…時間だ。準備しろ」 電磁グローブを両手に嵌め、ジーンズと革ジャケットの服装にミスマッチな刀を背中に背負う俺と、マフラーを首に巻いて紺のボトムスに革ジャケットを着用し、ホルスターに麻酔銃を右の腰部分に入れてライフル銃を肩に掛ける龍太。 「フム…なかなか似合うな」 「つーか龍太、そのホルスターはどうした?」 「サバゲーで使ってるのをそのまま活用したんだよ」 明らかに声が野太い龍太に笑うのを堪えると、タールは「マフラー型の変声器も機能してるな」と言いながら笑うのを堪えていた。 「笑うなテメェ等!何で俺だけこんなガラガラボイスなんだよ!?」 「し、仕方ないだろ?越枝は変身すればまずバレないが、お前は…プッ!ば、バレる危険性が、ブッ!」 「ま、まぁ落ち着け。お、俺は笑ったり、しないからよ?」 「麻酔銃を眉間にブチ込んでやろうか?」 ダメだ。普通にウケる。 「そんな事より越枝、早くお前も変身しろ」 「早くしろ。変態人間」 「誰が変態だ!」 RED-20を胸ポケットから取り出して、1本咥えて火を着けると、俺の体はCIGARETTTSに変身する。 .
/126ページ

最初のコメントを投稿しよう!