ー2本目ー

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閉まりきっていた自動ドアが開き、俺と龍太は館内に乗り込んだ。 「んじゃ、やるか」 「おう。見たいドラマが始まっちまう」 真顔でどうでもいい事を口走る俺に、龍太は「そうだな」と相槌をすると、赤井とその手下が階段から駆け下りてきた。 「テメェ等だな!?さっきの電話した奴の仲間か!?」 「仲間っていうより…」 「あざとい婆サンの知り合い」 そう俺と龍太がそう言うと赤井は「やっちまえ!!」と言って手下が警棒を持って襲い掛かった。 「早速試すか!」 ガチャリとライフル銃で赤井の手下を撃ち倒す龍太は、その後も正確な射撃を披露する。 「サバゲーで鍛えたセンスなめんな」 「自慢にならんだろうが」 俺も電磁グローブで赤井の手下を殴ったり蹴飛ばして蹴散らすと、いつの間にか赤井の姿がなかった。 「赤井がいない!」 「ここだ!!」 展示品の刀剣が飾られたガラスケースを叩き割って中から東洋のサーベルを持ち出す赤井は、龍太に斬りかかった。 「コノッ!」 「なめるなガキ共!!」 龍太の持つライフルを弾き飛ばす赤井は、間髪入れずに襲い掛かるが、俺は背中に背負った刀を抜いて防御する。 .
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