ー1本目ー

5/26
前へ
/126ページ
次へ
煙草が吸いたかった俺は、レジ袋は不要と言ってテープだけ貼ったペットボトルのジュースと、煙草だけを受け取って代金をちょうど545円払った。 「ありがとうございました」 「ふぅ…(さて、早速吸うか。部屋の中じゃ吸えないし)」 俺は煙草の包装ビニールを取ってケースから煙草を1本取って口に咥えてライターで火を点けた。 「ん…(何か微妙に味が違うような…ま、良いか)」 いつも吸っている煙草とは異なる苦味が少し濃い煙草を咥えながら龍太が待つアパートへと戻った。 .
/126ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加