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龍太の住むアパートは、コンビニから歩いても5,6程度で着き、しかも駅からも徒歩で15分程度で着く立地条件がなかなかいい場所だ。
だから、俺も度々此処に来て小説を執筆している。
因みに俺もアパートに一人暮らしだが、パソコンの電波が弱くて受信がまともにならない事がある。
だから、龍太が休日の時に訪問して作業をしているのだ。
「…?(ほんの数分だってのに、鍵掛けるか?)」
仕方なくインターホンを鳴らして「はーい」と答える龍太が玄関のドアを開けて顔を出した。
「…どなた?」
「は?ナニ言って…へ?」
おかしい。
俺の声が異様に高い。
と言うか、俺の目線が龍太と同じ位になってる。
「いや、誰だよ?」
「い、いや俺だよ俺!唯彦だって!」
「…あの野郎。バイトの分際で彼女が出来たのか?」
イカン。誤解されてる。てか、誤解してる。
「いやだから、俺だってば!お前のダチの越枝唯彦だってば!」
「ウソつけ。唯彦は確かにアホで女子力が変に高いが、女じゃない。てか、何でアイツが着てるパーカーのセット着てるんだ?」
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