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玄関での押し問答が続くも、俺は「テレビにある高額ミニフィギア!」と言った。
「…は?」
「4年前、通販で大人買いしたミニフィギアだ。3.5頭身の人形なのに、12500円したのがあるだろ!?名前はシルバーゴーツ!」
これは龍太が何年も集めているコミック漫画に登場するキャラクターのミニフィギアで、この事は俺にしか教えてない。
「お前…ホントに唯彦か?」
「そう言ってるだろうが…」
ようやく信じてもらえた俺は、部屋に入って洗面台のある脱衣所へ向かった。
「…なんじゃこりゃ」
髪はロン毛になり、顔も女性特有の小顔となり、胸もある。
身長も、170センチはある。
「ま、まさか…」
俺は恐る恐る股間を見た。
見たら…無かった。跡形もなく。
「りゅ、龍太クーン…え、AVでしか見たことないのがある…」
「落ち着け唯彦。こういうのは、慌てないのが、一番だ。ウン」
とか言ってるコイツも、部屋をさっきから右往左往している。
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