第1章 二人の少女

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「了解。このままA-3に向かいます。」 私は足下にフォトンを凝縮→爆発させて一気に駆け出す。 その速度は先ほどの比ではない。 (さっきまではダーカーとの戦闘を考えて温存したけど敵が消えたなら問題ないわよね!) 一足踏み出すたびにパンッと心地いい音を立てながら私は目標地点に辿り着いた。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なによ・・・・・これは・・・・!!!」 そして私は・・・その光景に一瞬目を奪われることになった。 半径20m程だろうか・・・ダーカーだった残骸が円の中心地点に山積みにされ、残りは周辺に散乱している。 そして奴らの体液だろうか黒い液体と、ダーカーが死んだときに飛び散る粒子があたり一面に浮遊している。 そして何よりダーカーの残骸の山の上・・・そこには---- ----彼らの体液を吸ってもなお、白い服を纏った二人の少女が疲れ果てたかのように眠っていた-----
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