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クリトに告げに帰れば、彼は前回と同様に大興奮したがふと考えてから言った。
「それさ、死んだモノだけじゃなくて、弱いモノを強いモノが食うようにしてみたら、自然と戦闘状態も創れるよな。そうすれば、小さな箱が、本当に大舞台へと変わるんだ!」
クリトは再び大興奮状態になり、報告のためゼキスの元に駆け出していた。
そんな彼に対し、カーリアンとフラナは顔を合わせて笑った。
そしてカーリアンは基盤へと加護を注ぎ始める。
自身の考えた、世界がその世界のみで動く、その循環のための法則を与えていく。
その側にはフラナがついていて、誇らしくもあり、そして不安も感じていた。
基盤の完成が近づくにつれ、カーリアンは集中力が続かなくなる。
その異変に気がついたフラナも、不安にかられて声をかける。
「どうしました?何か問題でも……」
「……いや、そうじゃなくて……」
フラナはカーリアンを見つめていて、彼も彼女を見つめ返した。
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