Ⅰ*記憶*

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「ふぅ、これで大丈夫だ。たくさん収穫できるな。」 彼は6月の暑い日に、1人で畑に出ていた。 村越竜吉[むらこしたつよし]30歳。 彼は自分で農業を営んでいる。 「パパー!」 竜吉が汗を拭きながら、声のする方へ見た。 「綾芽。どうした?」 竜吉は自分の娘を抱っこしながら言った。 「あのね、リンリンなっててパパのお友達からだって。」 「電話かぁ。綾芽、ありがとう。」 竜吉は綾芽を抱きながら、家へと向かった。
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