Ⅰ*記憶*
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家から畑までは、15秒ぐらいで着く距離だった。 竜吉は、綾芽を下ろし電話にでた。 「はい。村越です。」 「あ、竜吉さんですか?お久しぶりです。静音です。」 上品な綺麗な声の女性の声だった。 「静音ちゃん。久しぶりだね。元気?」 竜吉は落ち着いた声で、言った。
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