再び旅立ち

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「あの野郎...何のつもりだ」 最初から俺を利用するつもりだったのか?いやそんな事よりも.... 「ふかふかなのじゃ~!」 「うるせー!」 寝れん、まったく寝れん。 何?魔王の娘だから夜行性? 「なんじゃ騒がしいの」 「その言葉をそのままお前に返す」 「じゃあその言葉をお主に返す」 きりがない、めんどくさい。 これはあれか、あれしかないな。 「子守か」 そんな事を思いながらなんとか寝ることにしようとしたが... 「リアドは~ん!起きてるかーい!」 わかるよね?俺が何をさせたか? そう... 「んで?」 そうです土下座をさせてますよ?夜中にハイテンションのザコタフに拳骨を喰らわせた。 これがかつて死闘を繰り広げた魔王なのか... 「せやな...とりあえず寝かさなあかんわ」 「なんじゃお主は?」 ザコタフ(魔王)が娘の額に指を当てると、娘は力が抜けぐったり倒れる。 「おい!」 「安心せや、寝ただけや。それよりも聞きたいことあるんやろ?」 「何故こんな真似を」 ザコタフ(魔王)は真面目な顔つきになり、ゆっくりと口を開くと。 「わしはモンスター達の暴走を止めるだけや、しかしそのためには娘のマオの力が必要なんや。詳しくはまだ話せんのや、リアドはんかてモンスター達の暴走を止めるんやろ」 俺の答えは決まっている。 「知らん」 「ちょっとちょっと待ちいな!今の流れやと普通了承するやろ!」
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