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眩しい光を感じ、俺はゆっくり目を開ける。
朝だ。
どのくらい寝れたのだろうか。
「頭痛い...」
俺は頭を掻きながら洗面台に向かい、冷たい水で顔を洗いシャキッとする。
マオを起こして、引きずりながら洗面台に向かう。酷いとか思うなよ?起きないんだから。
「冷た!」
「いいから顔を洗え、何日洗ってないんだまったく」
城に向かうとするが、マオと一緒には向かえないな。
「お前は宿にいろ?」
「我とリアドは一心同体じゃ」
「離れろ!抱きつくな!」
「そんなに我が嫌いか?」
マオの目には涙が徐々に溜まってきて、いや嫌いじゃないけど魔王の娘だから距離を起きたい。
「いや嫌いじゃないが...」
「...うわ~!」
マオが泣き出すと部屋に電撃が走り回る、突然の出来事に俺は電撃を喰らってしまった。
「なっな...んだ?今...のは」
『リアドはんに言ってなかったけど、まだ大丈夫やろ。娘泣かしたら電撃喰らうから気いつけなはれや?』
先に言っとけよ...
次にザコタフ(魔王)に会ったら顔面殴ろう、うんそれがいい。
「わかった、けど危ないからな?」
「リアドが居れば安心じゃ」
この娘は何を考えてる?実の親を倒した奴と一緒に居るのをどう考えてるんだ。
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