再び旅立ち

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「...!」 商店通りに入り、俺は人混みの中を走り出す。 黒衣の連中も後を追いかけ走り出してくる 裏路地に入り直ぐ様に魔法を使い姿を消す、黒衣の連中は俺を見失い三手に別れた。 「...!?」 後ろから黒衣の一人を掴み首を絞める。 直ぐに姿を隠し、他の連中の後をつけ始末していく。 「...!」 「仲間なら始末したぜ?何者だお前らは」 最後の黒衣の一人を捕まえ尋問する。 「ぐっ...気づいていたか」 「勇者舐めんなよ?」 「...!」 黒衣の人物は舌を噛みきり自害する。 「手懐けられてるな、仕方ない宿に戻るか」 部屋に戻りベッドに身を預ける。 必要な情報は魔方陣から盗み聞いていた。 ...が特に必要な情報は得られなかった。 「ゆっくり休んで明日に備えようか」 俺はゆっくり休んで明日に備えることにし、眠りについた。 「逃がさねーぞ!」 「!?」 俺は目を覚ましモンスターの気配を感じ取る。 魔方陣で位置を確認し、直ぐ様に向かう。 「見つけたぞ!こっちだ!」 モンスター達の気配がどんどん増えていく。 「魔王の娘を追い詰めたぜ!」 よく喋るモンスター達だ、だがおかげで確信が持てた。 壁に追い詰められた娘は振り返り、モンスター達に声を放つ。 「貴様ら余は魔王の娘ぞ!わかっていてこのような真似を!」 「だからアンタに生きられたら面倒なんだよ、大人しく死んでくれないかマオ様!」
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