第1章

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「試しにそこにいるスライムと戦ってみるといい。武器があるだけで全然違うし、魔法も使ってみるといいぞ。」 ちょうどそこにはスライムが現れた所だった。 先程の件があったので恐怖心はあった。 まずは魔法で遠距離から様子見をしてみる。 「送風」 すると少し強めの風がスライムを押して前進しようとするのを食い止める。 だが、こんなものか....。これだとほとんど使えない。 「ふむ...。少年、魔法には自分から出せる魔法と、自分の好きな所からイメージして発動できるものがある。それには強くイメージする事が大事だ。送風はおそらく後者だ。やってみるといい。」 なるほど、それだとまだ使える幅は広がるかもしれない。俺はスライムの向こう側から風を起こすイメージをした。
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