第3章

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それから国民達に蓮の思いは伝わり、王やシルバ、それから渡り橋に倒れていたゲンゴクも治療を受けた。 「物分かりのいい国民で助かったなぁ。」 だなんて蓮は言っていたけど、私はこうなったのも蓮の力だと思う。 なんていえばいいのかわからないけど、蓮の言葉にはあの力強さというか、有無を言わせない覇気のようなものがあった。 私と蓮も体はボロボロだったので宿屋に向かうが、途中で狐さんに一言かけておこうと言うことになり狐の家に寄った。 狐さんは弟との再開を泣いて喜んでいた。 私達にお礼がしたいと言っていたけど、とりあえず私たちは休みたかったので後日また訪問することになっている。 その後、宿に戻る途中はいろんな国民に声をかけられた。 なんだか、ヒーローみたいだなぁ。 まだこの街に来て2日なのになんだかずっといるような気さえしていた。 イルミの街も良かったけど、ガイアの街もすごく良いところだなぁ。戦闘好きが集まるって言ったってそれは街の外の話なんだなと思った。 そして宿についた私達は、店主にお代はいらないと言われ、お言葉に甘えることにした。 そして部屋に着くなりすぐ眠りについた。
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