第5章

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しばらくして俺たちはガイアの街に到着した。 今回は春もいたので、二人を乗せて飛ぶわけにはいかず、徒歩で帰ってきたので時間がかかってしまった。 「ガイアの街もこないだまでいたのに久しぶりに感じるなぁ。」 「ほんとだよね。まだ数日しかたっていないのに。」 俺たちが、城の方へ向かって歩いていると人集りができていた。 「何だ~??"俺を倒せたら10万G"...?」 「怪しいですね。10万Gなんて...よっぽど自信があるんでしょうか...。」 「おう、兄ちゃん姉ちゃん。どうだい?やっていかねーか?」 沙耶と春が話していると店主?と言えばいいのだろうか。看板を出していた男が話しかけてきた。 「ほんとに10万Gもらえるの?」 「あぁ、正確には100.273Gだ。単純な話さ。決闘をするだけだ。」 決闘で勝てば10万Gか....。美味しい話だが、何かあるのか? 「どうする?10万Gは欲しいとこだけど....。」 「あの、DIMで調べてみたらあの方、レベルがまだ56でした。何か罠があるのかもしれません。」 「56...か。確かに。やめといた方がいいかもね。」
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