第1章

7/80
前へ
/536ページ
次へ
ガサガサガサッ 茂みから何かが出てきた。 .......なんだこいつは?見た事がない。 いや、待てよ。似たようなやつは昔ゲームで見た事があるな。スライムみたいなやつだ。 こんな奴が実際にいるとは思わなかった。 ここはなんなんだろう。 だがスライムといえばゲームの定番では雑魚キャラ。 俺は戦ってみることにした。 とりあえずスライムの横側に蹴りを放つ。 「お、おわわぁっ!?」 だがその蹴りはスライムの体に少しのめり込んだだけだった。 そしてスライムは俺の足を弾くと、お腹に体当たりしてきた。 まぁだが所詮スライム。こんな体で体当たりしてきても.... 「うごぁっ....。」 油断していた俺のお腹に強烈な痛みが走った。骨でも折れてるんじゃないかと思った。 待てよ...スライムだろ...? そしてスライムは俺から離れるとまたこっちに体当たりをしようとしてくる。
/536ページ

最初のコメントを投稿しよう!

308人が本棚に入れています
本棚に追加