第2章

2/73
308人が本棚に入れています
本棚に追加
/536ページ
ーー翌朝。 夜更かしした割には早い時間に目覚めた俺はシャワーを浴びて部屋を出た。 そしてロビーに降りると沙耶はソファーで見知らぬ男性と話していた。 「おはよ。それから初めまして。」 沙耶と男性に挨拶をすると、 「蓮!怪我はもう治ったんだね!」 「おかげさまで。ありがとな。」 「いえいえ、私相当焦っちゃって。そしたら海斗さん...あ、この人が的確なアドバイスをくれて、一緒に運んでくれたの。」 「あ、そうだったのか。海斗さん、ありがとうございます。ご迷惑をかけました。」 「いや、とんでもない。それよりも俺も決闘を見させてもらってたからね。面白いものを見せてもらったよ!ありがとう。蓮くんだったかな?俺は柊 海斗だ。」 そう言い海斗さんは手を差し出してきた。 「佐藤 蓮です。本当にありがとうございました。」 そういい俺も手を差し出す。 記憶にはないが海斗さんや沙耶にはほんと感謝しなくては。2人がいなかったら今頃俺は死んでたかもしれないからな。
/536ページ

最初のコメントを投稿しよう!