25人が本棚に入れています
本棚に追加
「佐伯先生! 時間ですよ!」
高野に肩を叩かれた。
「あ、うん」
今朝の教頭の話がショックで、ボーッとしていたのだった。
千佳子は授業をすべく、教室へ向かった。
即入居できる引っ越し先を探すとなると、やっぱりあいつに頼むのが一番だよね……
千佳子にはそのあてがあった。
腐れ縁の友達が、不動産会社に勤務しているのだ。
しかし問題もある。
その友達は、千佳子の元彼女。
振ったのは千佳子の方だが、振った理由が理由なだけに、友達に戻ることができたのだった。
最初のコメントを投稿しよう!