第4章

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「笑えません。たった3日で、少しお痩せになったようですよ?」 目覚めればその瞬間から 僕はただの使用人。 決して彼のジュリエットにはなれない。 「思えばさ――片想いなんて初めてかもしれない」 少しでも坊ちゃんの食欲が戻ればと 食事の席を日の当たるテラスに移した。 「新しい経験ですね」 「そうだね。この年で」
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