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「だって暇なんだもーん。…っていうかアンタ」
「は、はひっ?」
その天使はずいっとハレの顔を覗き込むようにして言った。
「アンタ悪魔なんでしょ?少しは人間の迷惑になるようなことしたらどうなの?」
「えぇ!?そ、そんなこと言われても…」
「……」
二人の会話に参加すると、また周りの皆に注目されてしまうので黙っているが…。
「あのハゲ教師の頭にチョークの粉まぶして光を抑えるとか、校庭から雑草抜いてきてあのハゲ教師の頭に乗せて――、
『一発芸・ピ○ミン』
とかやってみなさいよ」
「ひうぅ…、イミナさんの考えは悪魔的ですぅ!!」
正直めちゃくちゃツッコミたい!!!!
お前さっきからシゲちゃんの頭の話題にしか触れてねぇじゃん!とか、お前天使のくせに○クミン知ってんのかよ!とか、悪魔はお前だろ!!とか。
特に一番ツッコミたいのは、コイツらそれぞれ本当に天使と悪魔なのかということ。
どう考えても配役が逆である。
出会ったときの台詞からそうだった。
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