第2話 柊奈緒は疑われる

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これも出会ってから一ヶ月間、毎朝の流れだ。 非日常的な光景だが、ハレの優しくおっとりとした雰囲気のおかげか、それも平和に思える。 それと、朝からその格好とナイスバディは効果抜群だ。目が覚める。 そして、非日常な光景はもう一つ――。 「…むにゃ、んぅ…」 うつ伏せで横になったまま目の前の空中を横切る白い物体。 「…ん、もう食べられないよぅ…」 そんなベタな寝言を言いながら空中で寝ているイミナ。 部屋のあちこちを漂っていく。 安らかで幸せそうなその寝顔はまさに天使だ。 しかしムカつく。 悪魔が早起きして俺を起こすのに、天使は悠々と寝ている。 この光景もこの一ヶ月全く変わらない。 少しはしっかりしろこの天使。
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