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これも出会ってから一ヶ月間、毎朝の流れだ。
非日常的な光景だが、ハレの優しくおっとりとした雰囲気のおかげか、それも平和に思える。
それと、朝からその格好とナイスバディは効果抜群だ。目が覚める。
そして、非日常な光景はもう一つ――。
「…むにゃ、んぅ…」
うつ伏せで横になったまま目の前の空中を横切る白い物体。
「…ん、もう食べられないよぅ…」
そんなベタな寝言を言いながら空中で寝ているイミナ。
部屋のあちこちを漂っていく。
安らかで幸せそうなその寝顔はまさに天使だ。
しかしムカつく。
悪魔が早起きして俺を起こすのに、天使は悠々と寝ている。
この光景もこの一ヶ月全く変わらない。
少しはしっかりしろこの天使。
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