ラブレター

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「ありが……」 お礼を全て言う前に、彼は走って行ってしまった。 「……変な人……」 髪は伸び放題でボサボサ、地味な印象で目立たない。 名前すら、何だったか思い出せない。 「まぁいっか……」 私は首を傾げてから、自分のクラスへ向かった。
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