第1章

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そう答えて音楽室に戻る途中、なんだか可笑しくなった。 なぜかはわからない、でも妙に笑みがこぼれてしまう。 私には3つ下に弟がいるのだが、彼を弟みたいには思えない。 やっぱりただの後輩だよね。 これをきっかけに彼と仲良くなるのかなぁ…。 それも楽しいかもなぁ…。 頭の中でそんなことを考えてたけど音楽室に入る時にはいつもの私に戻っていた。 彼は助っ人メンバーだから毎日必ず練習に出て来るわけじゃない。 真面目に出てきてる方だったが目立つ子ではないので、あくまで一年の助っ人メンバーの中の1人だ。 それだけだった。
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