第2章

2/5
前へ
/14ページ
次へ
説明会が終わり一息つく暇もなく、生徒会長である俺には、まだ仕事があるのだ。 その前に校長の所に寄って報告。 「失礼します。神野です。説明会が終了しましたのでご報告に。」 「ああ。ご苦労さん。で、今年の1年生はどうだね?」 この見た目に騙されるんだろうな。眉目秀麗、知的で上品なオーラを振り撒く紳士。 「はい。見る限りでは、3、4人といったところでしょうか。」 「まあ、そんなとこだろうな。これから行くのか?」 「はい。」 「よろしく伝えてくれ。」 「はい。承知しました。では、失礼します。」 校長室から出て学校の裏庭にある時計台に向かう。 時計台とは名ばかりの秘密の通路。 中に入ってエレベーターで地下7階まで降りる。 エレベーターを降りると別世界が広がる。 澄んだ空気が心地いい。 そこは…神の領域…。 さて、行くか。 地下神殿の神の元へ…。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加