第2章

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秋の学校行事当日は、見事な秋晴れに恵まれ総勢308人の1年生はひとりの欠席者もなく全員参加と素晴らしいスタートをきった。 「おはよう。1年生諸君。今日は我々、生徒会が完全にバックアップするので、安心して全力を出して下さい。 えー、まずは、1組~7組までをアルファベットに置き換えます。 1組はA、2組はB、3組はC………7組はG。 出席番号をアルファベットに付けて、例えば1組2番だったらA―2、3組5番だったらC―5というように自分の番号を確認して下さい。 そのアルファベットと出席番号が今回、君達の識別番号になります。名前は名乗らなくて結構です。 では、最初はクラスで行動してもらいます。Aから順に5分置きに地下神殿目指してスタートします。 出発して30分程歩くと小さなログハウスが見えてきます。そこに生徒会役員がいますので、役員からミッシヨン内容を聞いて下さい。 では、今から5分後にスタートします。 準備して下さい。 1年生諸君の健闘を祈ります。」 Aから順にスタートして行く。 少々、悪戯が過ぎる神々が待ち受けているとも知らず。今年は何人だろう。Gがスタートしたのを確認し生徒会長である俺も先回りしてログハウスに向かった。
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