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第2章 上原俊の日常
「はー、でっかい学校だな」
上原の世界に降り立った渡部はその広大な敷地に驚きを隠せなかった
"こら、カリスマ生徒会長がそんな間抜け面しない"
渡部の背後にいる渡部が注意した。
「ワリーワリー。てか、お前他の奴等には見えないの?」
思って
"ああ、見えていない。今の状態は僕の身体に君の人格と僕の人格が両立している状態ってわけ。まあ、自由に人格が変えられる二重人格って感じかな"
「なるほどね」
"そんなことより、教室急げよ!カリスマ生徒会長が遅刻するわけにいかないからな"
「お、おう」
渡部は教室へ急いだ。
ー教室ー
「上原さん!はよーっす」
「おはようございます上原さん」
教室へはいると皆が次次々挨拶してきた。
「すげーな、お前」
"軽く手を上げて、おう、おはよう。そして席につく。窓際前から三つ目だ"
圧倒されている渡部に上原は言った。
「お、おうおはよう」
ぎこちなく手を上げ、渡部は席についた。
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