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「どうだい?」 ページの間に入り、上原が感想を求める。 「もーう、最高!理沙ちゃん可愛いし。付き合えなくても、あんな子に好意寄せられるってテンション上がるぜ」 「ちょっとー、ちゃん付けとかマジキモイんだけど」 振り替えるとそこには、山内がいた。 「あ!理沙ちゃん」 「あ"!?あんた話聞いてたぁ?ちゃん付けすんなや。山内さんって呼べや」 もじもじと内気な筈の彼女は、気の強いヤンキーのような口調だった。 (あ、そっかさっきラブレター貰ったのは俺じゃないから引かれたかな?) 「てか、俊。こいつマジ誰?」 この態度は自分にだけ向けられており、カリスマ生徒会長の前では先ほどの内気な山内理沙になるのかと思いきや、ヤンキーのような口調は変わらなかった。 「あー、理沙。彼は、僕と入れ替わる人だよ」 固まっている渡部とは逆に何もなかったように上原は山内に説明した。 「あー、あんたが例の。ふーん」 山内はマジマジと渡部を覗きこんだ。
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