無題

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 時間の流れはずっと残酷で、僕の心を傷つけ続ける。  僕は、どうすれば良かったのだろうか。  どうしたら良かったのだろうか。  次の日が来るのが、辛い。  だけれど、時間が止まるわけは無かった。  僕の気持ちなんて、地球は気にせずに回り続ける。  そのまま眠れずに朝が来た。  学校の支度をして、学校に向かう。  いつも、僕の家の前まで来ていたリコは、その日は来なかった。  少し待ったのだけれど、来てくれなかった。  僕の心は、ずっと、ずっと暗くなっている。  リコのいない生活が、こんなにも苦しいものだとは、知らなかった。  やっぱり、青木とリコが恋人になるのは、辛い。
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