『待ってる』という台詞を使った「イタイ場面」

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でも、下衆太郎さんはビールを半分飲んで、バカにしたような笑みを浮かべた。 「だからお前らはランキング上がらないんだよ。良いか?俺は総合ランキング34位、ゴッデス山岡は61位で、一郎は99位だろ?俺の意見が正しいから、数字に表れてるんじゃねぇか!」 そう言われると……何も言えないんだよな。 確かに下衆太郎さんはサイトが出来た時からずっといて、ファンの人数も多い。 でも、人それぞれ書き方って物があると思うんだよね。 「だけど、総合ランキングだけが全てじゃないと思うんだよね。皆ジャンルが違うんだから、それぞれの書き方で、それぞれの道を目指してるわけで……」 「だーかーらー!それがダメだって言ってんだよ!お前らは何を目指してんだよ、プロを目指して書いてないのか?俺はプロを目指してるね!貪欲に良い文章を取り入れて、俺の作品は良い物になって行ってるぜ」 何かそれって、完全に人の作品に感化されてるよね。 作品によって、テンポの違いとか温度感というものを出せれば良いと思うけど。 「おーい!ビール一つ!……良いか?プロになるからには、最低限、しっかりとした背景描写や心理描写をしなければならないんだ。そらが出来てないやつはカスだね!」
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