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そう言われると……俺もゴッデス山岡さんも似たようないわゆる「感覚派」の書き方だからな。
「す、すみません」
「お、俺もすみません」
謝る事しか出来ないよ。
何だか俺がやって来た事を否定されてるような気がして、気を紛らわせる為にビールを飲む。
「何で謝るんだよ。まるで俺がいじめてるみたいじゃねぇか。そうじゃねぇんだよ。自分の力で、自分なりに頑張る事が出来たらそれで良いんじゃねぇの?まあ、もっと文章力を磨かないと、俺には勝てないだろうけどな」
ビールを飲んで良い気分になっているのか、それともランキングの低い俺達を前にして良い気分になっているのか。
でも、それだったら携帯小説サイトじゃなくて、一般公募に行けば良いんじゃないの?
何で携帯小説サイトで書いてるんだこの人は。
「……下衆太郎さんはランキング上位だけど、書籍化の話はないんですか?そろそろあっても良いと思うんですけど」
話を変えたいと思っていたのだろう。
ゴッデス山岡さんが、下衆太郎さんに尋ねてビールを口に運ぶ。
「あ、ゴッディもそう思う!?俺もさー、そろそろ書籍化の話が来るんじゃないかと思ってるんだよね。出版社は、俺の作品の良さがわかってくれる所ならどこでも良いんだけどさ。出せば絶対なミリオン行くぜ?」
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