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「そんなこと言ったって仕方ないじゃない。」
と言うこの人は私の友達、加那（カナ）。
「だってぇ～」
口を尖らせると
「だいたいあんたのそれは完全なる負け惜しみでしょーが。」
と言う彼女も私の友達、結衣（ユイ）。
「て言うか言い訳？」
「そうそう。
自分が長谷川にコクれないからって文句いってないでちょっとは行動しなさいよ。」
「う゛……。」
２人とも痛いところをつくよね、ほんと。
そう。
私は、幼馴染みの長谷川大貴（はせがわだいき）にずっと片想いしてるのです。
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