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「こいつは、誰だ?」
桔平は目を見開き、親指の爪を噛みながら、その異様な姿をした男をじっと見つめた。
「モスカウ?......モスクワ?」
僕は、乏しい英語力のため、不安であったがおそらくそれはモスクワで、その後の文字はロシア語であることがわかった。
「ここはどこなんだ?」
和哉はもはやモスクワがどこなのかもわかっていなそうな様子であった。
「これ、モスクワ! ロシアだね!」
茜は得意げな顔で言った。
「ロシア人では、消えていない人がいる......場所はどこだ?」
桔平は、ロシア語だと思われる文字をコピーすると、翻訳を掛けた。
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