大好きな君へ
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「心配かけてごめんな」 そう言って、君は微笑んだ。 沈んだ夕日の最後の光が空を、君を、幻想的に染め上げる。 それは、とても美しくて。 私の頬を、夕日に染まった雫が伝った。寂しいけど、止めない。止めたくない。 君の、小さな一歩。 歩き出した背中を、私は消えゆくまで見送る。 遠くで、下校の鐘が鳴った。
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