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誤解されたり嫌われたり、仲間といるデメリットが怖くて、昔からひとりでいることが多かった。そのせいで誰も近づくなオーラを出している。
結城は皿に盛った手の込んだ料理を嬉しそうに口に運んだ。
3年前、学食でひとりで昼食をとっていた時、彼女が声をかけてきた。一緒に食べようと言った彼女は、同じ講義を選択していたが話をしたことがなく、よく見るとそこそこかわいい女子だった。
「さっきは問い詰めるような聞き方をして悪かった」
突然話しかけられ、結城は口に含んだものをうまく飲み込めずにむせた。
「大丈夫か?」
真っ赤な顔で振り向くと諏訪がいた。
「…気にしていませんから」
諏訪は結城を見つけ、役員たちの群れから離れるようにやって来た。
「悪かった。傷ついただろ。謝る」
背は同じくらいだが、スタイルがよくてかっこいい。近くで見てもいい男だ。
「…そういう役回りだった。しかたないですよ」
食事の時、孤独な結城に話かける。彼女の姿と重なった。

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