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「…で、ここの歌詞がすげー良くて、」
佑哉の嬉しそうな顔を見ていると、私まで嬉しくてつい笑ってしまった。
「なににやけてんの?」
笑われたのが悔しかったのか、佑哉が私の頬をつねる。
「い、いひゃい…」
「…ぷ、変なカオ。」
人の顔を見て吹き出すなんてひどい…泣
頬をさすりながら涙目で佑哉を睨むと、さらに笑われた。
バス停でバスが来るのを待っていると、ふと足元の影が目に入った。
2つ並んだ影。
肩同士が触れて、すごく仲よさそうに見える。
まるで恋人同士のよう。
なんて考える私は重症なのかな…
私と彼との間には明らかに温度差があって、私はその壁を越えられない…
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