4、午後、そして放課後

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「今度の学祭だけど……」 「うん……」 「後夜祭のダンパ、一緒に踊ってくれますか?」 「もちろん……です」 「約束ね」 「約束―…」 そう小指を絡めて、夕日が差し込む教室で私とシューイチは唇をゆっくりと重ねた。 もう、ただの幼馴染じゃない。 もっとずっと特別な関係への一歩。 やっと私の、 私達の長年の擦れ違い続けた片想いが実りました。
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